10月24日(土) 美波町のアオリイカ釣り

日和佐アオリ開幕戦。

お久しぶりです? 第五 八千代丸。


最近はティップランに押されつつあるアオリだが

アジを泳がせて釣るアオリは この釣り独特の趣がある。



一昨年はアオリの大当たり年で船中100杯1人で30杯なんてこともよくあった。

昨年は大ハズレ年で一日やっても船中10杯釣れないなんてことも。


アオリの新子の時期(6月から7月)梅雨の長雨が続いたり

大きな台風が直撃したりした年は 新子が死んでしまいアオリ不漁となってしまう。

一昨年は上陸した台風なしで近年にない豊漁。

去年は長雨と台風のダブルパンチで記録的な不漁。

さて 今年は?

梅雨時期の雨は特に多くなかったようだが

7月にやってきた台風(?号だったっけ)が徳島県南部を直撃し

10mを超えるうねりが沿岸部を襲った。

時期的に1円玉〜500円玉くらいであった沿岸部のアオリの新子には

相当なダメージがあったと思われる。



アジを仕入れて いざ出撃。

釣り方はこんな感じ  → 
アオリイカ釣り(アジ餌)

大事なポイントがいくつかあって やるべきことをきっちりやらないと

目のいいアオリに見切られてしまう。



アオリは先流れが圧倒的に有利なので

釣り座は3時間ごとにローテーション。



まずはワタリの瀬へ。



最初の釣り座は胴。


一流し目から

ん?

せーの

ドスン



胴長25cm 500gほど まずまずのサイズ。

某釣りおっさんも 最初の流しから3連発と いつになく絶好調。


台風のうねりが残っていて

常に船は2m程度上下に動いているので アタリがとりにくい。


それでもアオリがアジを抱いた感触をのがさずに



ポツリポツリではあるが アオリを追加していく。


源洋丸が まだキレイだ(船体が墨で汚れていない)



うねりが残り アジが海中で落ち着かないせいか アタリが出にくい。


食いのいいときに船中同時に何人も竿が曲がることはなく



一流しで 誰かがポツンといった感じ。

サイズもいろいろ。



10時になったので釣り座をローテーション。

朝の時合い 胴の間で6杯キャッチできた。

今度は艫へ。


今日は北風 上り潮なのでミヨシからポイントに入っていく。

ここまでミヨシと胴の方は3〜6杯釣れているが

艫の方々は0

何の釣りでも先流れが有利だが

アオリ釣りに限っては絶対的に有利なのである。



食いが落ちてきたので 大島方面へ。



ここもうねりのせいか アタリがとりにくい。

釣れないことはないが

2〜3流しで誰かがポツンと1杯釣れる程度。


1時間2時間あたりがなくなると集中力がなくなってくるが

油断をしていて釣れるほどアオリは簡単ではない。


竿先に全神経を集中して



数少ないアタリは逃しません。


沖のアオリは順調に大きくなっている。


艫で3杯追加したところで

釣り座を再びローテーションして ミヨシへ。

先流れポジションだが 果たして良型を追加できるか。



キロちょい手前。


夕方の時合いは由岐の瀬へ。



ここもアタリが多いわけではないが

当たれば良型。



3杯追加したところで 日没のため納竿。

日の出から日没まで よく遊んだ。



6人で 2,3,4,6,7,12の34杯。

ティップランのようにアタリがあった時にはすでに掛かっているという釣りではなく

竿先にアタリがでるまでが勝負(アタリが出た時点で釣り人の負け)である

アオリの飲ませ釣りは経験値の差がどうしてもでてしまう。



どこを回っても単発拾い釣りという感じであったが

初戦の手応えとしては悪くはない。

さて 今年のアオリ どんなもんでしょう?



本日の釣果 アオリイカ 胴長〜27cm 12杯